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女装のメイクと女性のメイク （３）―黄金比

黄金比

ここで黄金比を紹介するのは、誰が理想的な美人か？ということでなくメイクの力を借りて、美人を作る割合として参考にして欲しいという願いを込めて載せてみました。
色々なHPで黄金比の解説を読み、有名な美容整形のDr.TのHPからわかりやすい説明と画像をお借りしました。
それぞれのパーツの作り方についてはこのあとに各々紹介していきますが、それも全体のバランスが大事だということを理解してください。
写真１はよく見ることが多い眉毛の描き方に添付される画像ですから説明は省略しますね。

 

図２は顔の幅を５等分する割合に配置するということ。
顔の横幅は、目の横幅を基準に、目が横に5つ並ぶ幅が理想です。むろんその幅が均等であればベスト。

Dr.Tのアドバイス
横幅には耳もおおいに関係し、顔の左右のラインは耳元（耳の付け根の部分）で測ります。目と目が離れ気味の人はかわいらしく、逆につき気味の人は理知的な印象を与えます。とはいっても、それが美しさの範囲内であるのは、わずかな誤差です

 

図３はパーツバランスは３分の１。
“目鼻だち”というように、顔全体のなかの目と鼻の位置は美のベーシックな要素。

• 「額の髪の生え際から眉毛の生え際」
• 「眉毛の生え際から鼻の先端」
• 「鼻の先端からあごの先」

が３等分されていると理想形。

 

図４はパーツ位置の関係
■眉
眉頭は目頭の真上（1）
眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上で止めること（2）
■目
額の髪の生え際と、そこから唇の真ん中までの距離のちょうど中間に位置していること（3）
■唇
鼻の下からあごの先までの3等分し、その上3分の1の線上に唇の真ん中が位置していること。口角は、黒目の鼻側と直線で結べれば最高（4）

Dr.Tのアドバイス
眉は理想的にメークしましょう。目の位置はたいていの人はほぼこの位置にあります。モデルなどではオデコがちょっと広め。美の法則からは外れても、そのほうがチャーミングにみえます。日本人はアゴが貧弱なので、唇の位置が2分の1近くのラインに寄りがち。

 

図５はビーナスライン
鼻先と唇、あごを結ぶラインがビーナスライン。これが一直線だと美人。鼻先と唇を結ぶラインは、男性では90度、女性では110度。鼻の高さ（B）は、鼻の長さ（A）の3分の1だと理想形。

Dr.Tのアドバイス
外国人の場合には、鼻が高く、あごが前に出ているので、ビーナスラインは唇が直線の内側にきてしまいがち。鼻を高くしたい日本人とは逆に、美容整形で鼻を低くすることが多々あります。ちょっと上向きの鼻はチャームポイントになりますが、上向きすぎて鼻の穴が丸見えの場合には、耳介軟骨移植等で下向きにしましょう。

 

図６は鼻の縦横比
法則1を見直しましょう。顔の5等分が目の横幅でした。その目の横幅の3分の1が目の縦幅。そして目の横幅はそのまま小鼻の横幅にもなります。小鼻の横幅と鼻の長さとは、100対64の比率にあるのが理想。つまり、目が3センチならば、小鼻の横幅も3センチ、そのときの鼻の長さは4.6センチが理想形です。

Dr.Tのアドバイス
アニメキャラ的なタレントの目は、横幅の2分の1くらいの縦幅になっています。また法則2でも説明したように、顔全体の3分の1の真ん中が狭くなっているので、鼻の縦横の比率も法則通りにはいかず、小鼻の比率が大きくなります。

 

図７は唇の縦横比
唇の大きさは目の1.5倍。鼻幅よりもやや広めが理想。人指し指、中指、薬指の3本でちょうど唇が隠れれば理想形。さらに、顔の横幅対唇の幅は、10：3～3.5 がベスト。唇の厚さは、上唇が1なら下唇は2。唇全体の厚さと長さの関係は、1：3が理想。

Dr.Tのアドバイス
オードリー・ヘップバーンのように大きくて薄い唇は利発な印象を与え、マリリン・モンローのような厚ぼったい唇はセクシーさを感じさせます。上下の唇の厚さにあまり差がないのも現代的。とくに小顔流行りの現代では、顔に対する唇の比率は大きめになっています。

マダム・チャン・ヒロコの付け足し
唇の幅と小鼻の長さの関係他の黄金率で仕入れた情報を付加しておきます。
小鼻の幅と唇の幅を２：３にするそうです。
小鼻の脇にシャドウを入れて小さく見せるか？リップを長めに引いて大きく見せるかして調節してみてください。

次回は各パーツのポイントの前に、全体のバランスの総集編として、女装のメイク勘所と仮名称（サブタイトル）を付けてお贈りします――（４）に続く

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